生徒約40人がブースを巡回し、社員へ取材
尼崎市の「インターンシップ等推進支援業務」
兵庫県立武庫荘総合高等学校で12月18日(月)、尼崎市内にある製造業4社が参加して出張講座が開催され、同校の3年生および兵庫県立阪神特別支援学校分教室の生徒、合わせて約40人が参加しました。
この出張講座も尼崎市の「インターンシップ等推進支援業務」の活動の一つで、企業や団体が高校に出向き、仕事内容を中心としたワークショップ等により高校生と交流し、魅力発信を行うことを目的としています。
高校生は「見る」「触れる」「話す」体験を通して地元企業を知り、働くことに対する考えを深めていきます。
出張講座は尼崎市立尼崎双星高等学校、尼崎市立琴ノ浦高等学校でも行っており、武庫荘総合高等学校で3校目となりました。
「見る」=企業を紹介するスライドの上映、ポスターやパンフレットなどの展示
「触れる」=企業の仕事道具や商品、資料などに高校生が触れる体験
「話す」=高校生が各企業の社員へ取材し、直接話すことで交流を深める
尼崎市ホームページ 実践型インターンシップ推進事業
兵庫県立武庫荘総合高等学校
参加協力企業
・大阪富士工業 株式会社(製造業/尼崎市常光寺)
AmaPortal 大阪富士工業株式会社のページ
・ゼロ精工 株式会社(製造業/尼崎市南初島町)
AmaPortal ゼロ精工株式会社のページ
・日油株式会社 尼崎工場(製造業/尼崎市大浜町)
AmaPortal 日油株式会社 尼崎工場のページ
・株式会社 矢田製作所(製造業/尼崎市神崎町)
AmaPortal 株式会社矢田製作所のページ
生徒約40人とモノづくり企業4社が交流
企業によるプレゼンテーション
まず初めに、大教室に生徒が集合し、企業4社はそれぞれ10分の持ち時間で、スライドを上映しながら自社や業務内容、働く環境などについてプレゼンテーションを行いました。
生徒が企業ブースを回って社員さんを取材
次に移動し、生徒たちは4グループに分かれて順番に4社の企業ブースを回りました。
この出張講座では対話を重視しており、生徒が企業からの話を聞くだけの受け身ではなく、社員さんにインタビュー取材をする時間を設けました。
社員さんたちは仕事道具や製品などを展示・紹介。生徒たちは自ら質問を考え、社員さんに取材をしてレポートにまとめました。
大阪富士工業 株式会社
講座を終えて
生徒の感想
業界・職種、企業の特徴について知り、企業に興味を持ったという生徒が過半数おり、「会社見学をしたい」「社長・社員に会いたい」と答えた生徒も多くいました。
フリー回答
・企業理念なども聞けて、ある企業の話ではとても感動した。
・人事の方に採用したい人・したくない人を聞けたことがよかった。
・文学部進学予定だが、(企業と)意外と関わっている要素が多いと感じた。
・理学の就職状況が分からなかったため良い体験になった。
・進学予定だが、日本のモノづくりに協力したい。
企業の感想
参加企業の方へのアンケート調査では、「参加してよかった」「また参加したい」と回答があり、「自分が進むべき道で今後どう対応するとよいかを聞かれ、うれしかった」「他学年の生徒にも会ってみたい」といった意見をいただきました。