市内のモノづくり企業4社が琴ノ浦高校で「出張講座」

2年生対象にワークショップを開催

尼崎市立琴ノ浦高等学校で2023年12月11日（月）、尼崎市内のモノづくり企業4社が2年生約40人を対象に出張講座を行いました。

この出張講座も尼崎市の「インターンシップ等推進支援業務」の活動の一つで、企業や団体が高校に出向き、仕事内容を中心としたワークショップ等により高校生と交流し、魅力発信を行うことを目的としています。

高校生は「見る」「触れる」「話す」体験を通して地元企業を知り、働くことに対する考えを深めていきます。

出張講座は11月14日実施の尼崎市立尼崎双星高等学校に次ぐ2校目で、琴ノ浦高校では、企業4社がそれぞれブースを設置してワークショップを行ったほか、スライドなどを用いて1社3分のプレゼンテーションを行いました。

「見る」＝企業を紹介するスライドの上映、ポスターやパンフレットなどの展示

「触れる」＝企業の仕事道具や商品、資料などに高校生が触れる体験

「話す」＝高校生が各企業の社員と直接話すことで交流を深める

ワークショップ：プレートづくり、「燃えない作業服」の仕組み紹介

ワークショップ：薄板曲げ加工、模型作り3種類製図、切り取り、曲げ

ワークショップ：ニッケルメッキを用いた実験

ワークショップ：企業紹介、コーティング加工、10円磨き

授業後のアンケート調査では、企業の特徴や業界、職種について知り、企業に興味がわいたと半数以上が回答しました。

フリー回答では、さまざまな企業や職種、仕事内容を知ることができてよかった、貴重な体験をした、もっと話を聞きたいなど将来につながる意見が上がりました。一方で、難しかったとの感想もあり、回答に幅が見られました。

・今まで興味のなかった職種に興味を持てた。

・いろんな仕事内容があって自分に合ったところに就職したいと思った。

・楽しくワークライフバランスなども考えて働いていることがわかった。

・技術の結晶を見ることができてよかった。

参加企業の方へのアンケート調査では、参加してよかった、また参加したい、会社見学に来てほしいとの回答が多く見られました。

また、「今の高校生の雰囲気や感じ方、見せ方の工夫、会社の課題などを知ることができた」「若いアイデアや発信力がわが社にもほしい」といった意見をいただきました。