尼崎小田高校の生徒が大阪油脂工業を訪問
尼崎市の「インターンシップ等推進支援業務」の一環
10月12日(木)、尼崎市の「インターンシップ等推進支援業務」の一環として、兵庫県立尼崎小田高等学校の生徒が大阪油脂工業株式会社(尼崎市大浜町)を訪問しました。
今回のインターンシップの目的は、高校生の企業訪問や仕事内容を中心としたワークショップ等の交流を通じて行う、事業者の魅力発信です。
「見る」「触れる」「話す」体験を通し、企業が高校生に仕事内容や企業の魅力を伝え、仕事に必要なスキルについて考える場を提供しています。
石鹸製造を見学、香りのワークショップも
尼崎小田高校サイエンスリサーチ科の化学班で「社会に役立つニオイの研究」をしている2年生5名は、大阪油脂工業株式会社を訪れ、工場を見学してワークショップに取り組みました。
【実施内容】
・会社紹介
・石鹸の製造工程の見学(粉工場、液工場、分析室・開発室、完成品)
・質疑応答(生徒からの質問に社員さんが回答)
・ワークショップ(匂いの原料を嗅ぎ、基礎化粧品に薬剤を入れて化粧水をつくる)
体験後の生徒、企業の感想
体験後、生徒へ感想などを聞くアンケートを行いました。
・1つの工場でさまざまな種類を作っていることがすごい。良い経験になった。
・知らなかった菌や方法、企業の壁になったことなど、いろいろ教えてもらえた。
・匂いを研究するにあたり、酸とアルカリそれぞれに適したことをするのが大切だとわかった。
・匂いを出したり消したりするものを製品にする上で、必要なことを学べた。今後の探究活動にいかしていきたいと思う。
企業について興味を持ちましたか?という質問には、5段階中5の「とても興味を持った」と過半数が答え、他の生徒も4と回答。さらに、「また参加したい」と8割が答えました。
そのほか、これからしてみたいこととして、
・会社説明会へ参加したい
・企業のWebサイトを見たい
・会社見学をしたい
・短期インターンシップをしたい
といった声が聞かれました。
一方、今回のインターンシップ事業に参加した大阪油脂工業の担当者様は、高校生を受け入れたきっかけの一つとして「社会貢献に興味があった」といいます。終了後に「とても良かった。高校生と話して学生の仕事観を知ることができた。また参加したい」と感想を話しました。