尼崎のビジネスと雇用就労を促進する情報ポータルサイト
CO-BIZ
しーおーびず
屋号の意味は「一緒に(CO)はたらく(BIZ)」で、これが当社の企業理念になっています。
仕事とは「誰かの役に立つこと」だと僕は思っています。誰かの役に立とうとすれば、人とのコミュニケーションが重要になってきますよね。
自分の仕事を「作業」と捉えてしまうと、自己中心的なやり方になってしまいがちです。しかし、自分の仕事の先には、お客様など、必ず他の人がいる訳です。だから、他の人と「一緒にはたらく」という観点が必要であり、また、そこには楽しさもあると思っています。
当社は「創業支援」を中心としたコンサルティング事業を行っているのですが、人と人とのつながりを作り、コミュニケーションを広げることが新しいビジネスを生み出すと考えています。
事業の柱の1つが「起業家の支援」です。ビジネスを始めるに当たって、その人の考えを整理したり、専門家や金融機関をつなぐコンサルティングを行ったりしています。2020年8月から尼崎市にある創業支援オフィス「ABiZ（アビーズ）」のインキュベーションマネジャーとして活動しています。2つ目は会社の事務作業を効率化する「ITコンサルティング」です。市販の高価なシステムをいきなり導入することにはリスクがあります。当社ではまずはエクセルを使って簡単に業務を効率化することで、システム導入のリスクを最小限に抑えます。そこから徐々にシステムに慣れてもらい、無理なくIT化を進められるのが当社の強みですね。
新事業として「若者育成事業」があります。元々は若者を支援したくて、学生のアイデアを形にするチャレンジができる環境を作ろうと思っていました。その中で、自分の周りの起業家の話を聞く「インタビュー」を始めました。通常インタビューでは実績や過去を聞くことが多いのですが、ここでは考え方や価値観、次に何をしようとしているかなどを聞くようにしています。学生はこの活動を通して、ビジネスで大切な質問力が身についていると思います。また、学生がプロの「コーチング」を無料で受けられるサービスを始めました。コーチングは答えを提示するのではなく、自分から言葉を出せるように促していきます。このことが日本に根付いていないので、若い人たちに定着させたいと思っています。事業について詳しくは動画をご覧ください。
僕は父親の会社の事業承継で関西に戻ってきたのですが、悩んでいた時に尼崎の「経営塾」に参加させていただきました。個人事業を立ち上げる時も「ABiZ（アビーズ）」の方にお世話になりましたし、他にも市の地域活性課や商工会議所の方など、尼崎市には僕の30代前半を支えてくれた方々がいて、今の仕事に欠かせないつながりがある場所です。
これからも創業支援という形で尼崎市に関わっていきたいです。
将来的には、僕一人ではなく、何十人もの仲間を集めて活動していきたい。市内の企業の事業支援や学生の支援を、それぞれ違う個性の人たちが集まって盛り上げていけたらと思っています。コーチングでも、学生にはいろいろな考え方を知って、その人らしさをブラッシュアップしていってほしいと思います。
次世代を担う若い方、特にこれから新しいことをやろうとしている人とつながりたいですね。会社も時間が経つと変化が必要になっていきますが、なかなか新しい事業を始めるのも難しいと思います。そんな中で、若い人が今ある資源やつながりをうまく活用しながら、新しいビジネスを生み出していくような環境を作っていきたいです。