こだわり紹介

機械と人の目で印刷品質を守る

町のパン屋さんのパッケージ印刷から始まり、だんだん中堅、大手との取引も広がっていき、現在は300社以上。売上全体の7割に上るパンの包装のほか、カット野菜や飲食店で出てくるお手拭きの袋なども印刷しています。
パンのパッケージでは、製パンメーカーからの注文を受け、食パン、菓子パンなどの食品包装用フィルムにデザインの絵や商品名、バーコードなどの印刷をします。フィルムなどの材料を手配し、色を作る調色を行い、印刷、カットするスリット工程を経て出荷となります。食品を包むものなので、衛生的な工場で印刷し、高性能の欠点検査カメラと、小さな印刷不良も見逃さないよう感覚や経験を活かした印刷オペレーターの目視の両方で精査します。印刷工程について詳しくは動画をご覧ください。

品質チェックが思わぬ特技に！？

印刷オペレーター、山下太郎です。前職は紙の印刷で、経験を活かせると思い当社へ転職しました。自分が印刷したものがスーパーで手に取れるのでやりがいがありますね。食品の包材であり、お客様からの信頼を得るためにも厳重な印刷不良チェックが必要で、欠点自動検査機の使用は当然ですが、超高速で流れてくるフィルムを目で追いながらチェックを続けていたら、今では動体視力が「走行中の電車に乗っている知人を発見」するほどになりましたよ。
37歳で入社8年目、今は課長補佐。現場で機械も回しますが、全体がうまくいっているか管理もしています。社内は上司が意見を聞き「やってみぃ」って仕事を任せてくれて、同僚とも意見交換がしやすい雰囲気です。大勢の前ではなかなか発言できない若手に個別フォローするなど、自分からも寄り添って意見を吸い上げています。

障がい者とのつながりは会社の原点

毎年クリスマス時期に、尼崎市内の障がい者施設「あいあい」へケーキをプレゼントし、喜ばれています。初代の創業理念である「ご奉仕のこころ」を3代目の私も受け継ぎ、ボランティア活動で10年以上続けていくうち、仕入先も「協力したい」とケーキを寄付くださるようになり、だんだん数が増えて2020年は176個となりました。
当社は創業時「障がい者が輝ける場を」という思いでスタートし、今でも障がい者雇用をしております。障がい者とのつながりは、当社の原点ともいえますね。

新たな事業展開のカギは「加工」

スーパーでコロッケなどの総菜を入れる、フィルムと紙を合わせた袋がありますよね。その袋の印刷に加え、袋自体を作る加工を約2年前に始めました。当社は淀川加工印刷と社名に「加工」が付いています。今ある機械でできる加工をもう一度見直して、より付加価値の高い新たな開発品をこれから作っていきたいと考えています。
そのためにはアイデアが大事なので、チームワークを重んじ、意見交換しやすい環境を整えています。

動画で企業見学！現場リポート

その他の情報

担当者から一言

食品包装加工に携わりながら自分自身も成長したい方、自分の仕事が他人様の役に立っているという「利他心」を持ち、人の喜びが自分の喜びになる方に来ていただきたいですね。10代、20代歓迎です。現場を見て知ってもらいたいので、ぜひ職場見学に来てください。